アトピーの夏は辛い。汗をかくと痒くなる原因を考えてみる。
夏は辛いよ…。と言いたくなるほどアトピーと夏の相性は、最悪です。
小さい時なんで汗をかくとかゆくなるのか、教えてくれる大人は、いなかった。
昔診てもらった皮膚科の先生は、ちょこっと見て薬を渡すだけ。
今思えば、医者も原因がわからないから仕方ないかもしれない。
一応自分なりに勉強してきたので、2つほど
考えたことを書いていきたいと思います。
目次
皮膚にいるカビ
広島大学の研究グループが発見した説
マラセチアというカビの一種によって作られたタンパク質が、
汗によって溶け出し、体内に侵入すると、体の中にいるIge抗体
が反応してはれやかゆみを引き起こします。
アトピーの人は、皮膚のバリア機能が弱いので、アレルギー反応を
起こしやすい→汗をかく→アレルゲンが体内に入る→かゆくなる。
っていう考え方が西洋医学の見方だと思う。
現状は、塗り薬で症状をコントロールする治療が一般的です。
体内にある毒素
東洋医学で考えると、体の中の原因を探る感じですね。
鍼灸院や、漢方の先生などと、話をすると、
体内の解毒がちゃんとできないと、皮膚にでる。
って話をよく聞きました。
それで、鍼治療を長いこと頑張ったんですが
自分は、ダメでした…。
それと、皮膚と腸の関係の話が多かったですね。
体の中で解毒できなかった毒素(食品添加物、重金属、農薬など)
が、汗で排泄されて痒くなるのかなと思います。
あくまでも、個人の意見ですが…。
まとめ
いろいろ本をよんだり、話を聞いても、
はっきりとした原因は、わかりませが、
皮膚のカビと、体内にある毒素、この2つが自分が思う原因です。
夏は、大変ですがぼちぼち乗り越えて行きたいですね。
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アトピー体験記Part2
前回の続きです。
漢方薬がきいて無事に高校に進学することができました。
まあ、はしゃいだよね。部活もやったし、文化祭もあったり
高校に入ると、女の子との距離感も近くなって、いろんな人
と話せることができた。
なんか高校は、部活と恋愛の話とかが多かった。
思春期といものなのか独特の空気感があった。
好きな女の子もいたんだけど、まさかの自分の親友と付き合う
こととかもあったな(^_^;)
学生の人は、好きな人ができたら、すぐ告白してほしいと
思う。とられちゃうからね(笑)
と、ここまでが自分の人生のピークぐらいの話。
治ったと思っていたアトピーが再発する事になる。
は、治ったと思っていたからガンガン練習した。
でも体に負担をかけすぎたのかもしれない…。
汗をかいても、かゆみとかは、なっかたんだけど、腕に黒い湿疹が沢山できた。昼間は全然かゆくないけど
夜中になると無意識にかきまくっていた。ストレスがたまっていたのかもしれない。
冬場は、長袖で隠せたんだけど、夏服に切り替わるときに登校拒否
つまり引きこもりになった。
こんな体の状態で学校なんて行きたくないっていう思いが強かった・・・。
今思えばそんなに気にしなくても、いいのにと思うんだけど、
好きな女の子とかいたし…。
アトピーという現実をうけいれることができなかった…。
携帯には、メールとか着信が沢山入っていたけど
ただ、ただ眺めるだけだった。
あの時は、本当に辛かった。
とりあえず高校は、一年間休学することにした。
それからは、いろんな民間療法を試した。
背中をカミソリで切って、
吸引カップみたいなもので、汚れた血液を吸い取ったり。
(見た感じでは、確かに黒い血液だった)
針治療を受けたり。丹羽SODとかいうのも飲んだり…。
知り合いが持ってきた健康食品も沢山のんだな。
試した意味は、あったと思うけど、
まあ結果的に、どれを試しても治らなかった。
民間療法は、25さいぐらいまで頑張った。
高校は、中退することになったんだけど、体の状態がいい時に
通信制の高校を卒業しました。
だいぶざっくり説明しましたが10代後半から20代前半は、しんどかった(T_T)
周りの友達は、どんどん成長していって寂しい気持ちとかもあったな…。
体の状態がいい時に、友達とドライブに行ったのが、唯一の幸せな時間だった。
話したり、夜風に当たるのが心地よかった。
基本的に当時は、治療とかぐらいしか外出することがないから、
感情が半分ぐらい死んでたよね…。
20代の時の症状は、顔、首、腕が赤い状態が続いてました。
保湿クリームを塗らないと皮膚がパキパキに突っ張る感じ…。
伝わりにくいかなと思うけどこんな感じです。
重い話は、はぶきました。忘れたほうが幸せなこともあるから。
Part3は、また今度書きたいと思います。
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アトピー体験記Part1
物心ついたときには、アトピーというものと付き合っていた。
小さい頃は、そんなに気になるほどではなかった。
腕の関節と、足の関節部分が、かゆいのと夏場になると
ひどくなる感じだった。
性格が割りと明るい方で、遊ぶことが好きだったので
普通に生活していた。
しんどいなと思ったのは、小学生の時だった。
自分は、兄貴の後を、追っかけるタイプで、
兄貴がサッカーをやっているのをみて、俺もやってみたいなー、と思っていた。
しかし、ここでアトピーの問題がでできた…。
サッカー部に入って、サッカーは、めちゃくちゃ楽しかったけど、汗をかくと、かゆみがでてきて、体がひどくなってしまったのだ(ー ー;)
まあ辞めたよね。残念だけど。
学校の体育の授業も、体がしんどい時は、見学とかしていた。
クラスメイトが組体操をやっている時、木陰で眺めてたんだけど、
みんな楽しそうで、
一緒にやりたいけど、できなくて。
なんか切なくて、泣いていた。
大丈夫か?って、友達にいわれて
ありがたい気持ちと、切ない気持ちで
複雑だった。
中学校に入ってからは、顔がひどくなって、いつも顔が赤かった(ー ー;)
受験勉強のときが一番ひどかった
顔がジュクジュクしているときもあった。
大変だったけど、塾の帰りに、友達
と話したり楽しかった思い出もある。
夜遅くに語るのは、唯一のストレス解消だった。
高校受験前に、知り合いから漢方薬
で治療する人を紹介された。
中国人だった。医者とサモ・ハン・キンポーによく似た人と
二人組でお店を出していた。
少し高い漢方薬だった。しかも
かなり苦い。ゲロまずかった~_~;
頑張って飲んだらめちゃくちゃよくなった。
いろんな健康食品を飲んで、全く効果なしだったけど
あれは、すごかった。
顔の赤みも消えていた。
いつも目のまわりを掻いていて、目が腫れていたのが
全くかかなくなったので、目がぱっちり開いた。
友達から、目が輝いているねと言われた。
いやただ通常に開いてるだけなんだけど(・・;
とはいえず、ありがとうと返した。
友達は、アトピーのことに、あまり触れなかったから
遠回しによかったねと言ってくれたのかもしれない。
その後は、無事に高校受験に合格してアトピー
もほぼ治ったと思っていた。
しかしここからが一番しんどい10代後半に入っていく・・・。
続く。
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アトピーの血液検査は、何を調べるのか?
アトピーの原因を調べるために血液検査をしました。
小さい頃に受けた時(15年前)は、ハウスダストが原因といわれ、
体質改善の薬を飲んだが全く効果なし・・・。
現在(2016年)では、すこし変わってきたので
僕の検査結果を見ながら、どうゆう項目を調べるのかチェックしていきます。
(すべての項目を検査したわけではないので、参考程度に読んで見てください。)
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目次
調べた項目
まず一枚目
( 2014年に測定しました)
項目のとなりのクラスが、0~6のクラスにわけられていて、0は大丈夫
1が擬陽性、2から陽性アレルゲンの可能性がある、クラス4からがレッドゾーンで
アレルギーの原因ほぼ確定。(ですが、まれに症状が出ない時もあるみたいです。)
グリアジン、大麦、オート麦、グルテン(小麦)、
最近話題の麦類は、一応大丈夫。
ですが、ライ麦が、クラス2なので注意しています。
ピティロスポリウム(マラセチア)
このマラセチア(カビ)でかなりのアレルギー反応がみられました。
このマラセチアは、健康の人の皮膚にもいるんですがアレルギーが起きる人
と起きない人がいます。原因は、まだわかりません。
アトピーの人は、皮膚のバリア機能が弱くて、このマラセチアの
侵入でかゆみが起きます。
僕も今回の血液検査で初めて知りました。
このマラセチアのことは、次の記事で詳しく書きます。
二枚目
少し、見づらくて申し訳ない。
IgE抗体とは、免疫の一つで、アトピー患者さんは、この数値が高い人が
多いです。
参考値は、0~359ぐらいです。
僕の場合は、血中は、710なのでそんなに高くはないようです。
ほんとにひどい人は、万単位まで行くみたいなので、これを知った時は、
ウソでしょって感じでした。
ですが、ヤケヒョウヒダ、コナヒョウヒダ(ダニ)とハウスダストにMAXのあたいでアレルギー反応が出ています、こういうアレルゲンが、荒れた皮膚からから侵入して
かゆみが起きます。
TARC(ターク)というのもあるんですが、今度調べてみます。
まとめ
僕の場合は カビ・ダニ ハウスダストにアレルギー反応が起きる事がわかりました。
免疫がちゃんと働いてくれるとこうはならないんですが・・・。
自分の意志では、どうにもならないですからしょうがないですね(・・;
血液検査も沢山項目があり、お金も割とかかりますが
やはり受けたほうがいいと思います。
僕の場合は、6千円ぐらいかかりました 。
検査を受けるときは、多めにお金を持っといたほうがいいと思います。
読んでいただきありがとうございました∠(`・ω・´)
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アトピー治療の塗り薬 ステロイド軟膏とプロトピック軟膏の話
アトピー歴28年の僕ですが、病院で治療を受けて
夜は、ぐっすり眠れるぐらい回復しました。
基本的に塗り薬の治療でした。(現在の治療期間1年半)
薬もうまく使うと治るんだなと感心しました。
僕なりに使った感じと、薬の説明をまとめました。
ぜひ読んでみてください。
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目次
ステロイド軟膏のランク
ステロイド軟膏(塗り薬)には、ランクがあります。
強さのランクは5段階。
ストロンゲスト ・・・レベル5(最強)
べリーストロング・・・レベル4(とても強い)
ストロング ・・・レベル3(強い)
ミディアム ・・・レベル2(中くらいの強さ)
ウィーク ・・・レベル1(弱い)
レベルは、僕が勝手につけました^^;
わかりやすく覚えやすかったのでこうやって覚えました。
デルモベート軟膏 レベル5(ストロンゲスト)
デルモベートは、一番はじめに使いました。
症状がとてもひどい時に使います。
太ももや,手の甲,腕などが真っ赤に炎症をおこしていましたが
約3ヶ月ぐらいつかってだいぶ改善しました。
この薬を使ってからは、夜が眠りやすくなりました。
だいぶ前に使いきったので画像は、ありません。
マイザー軟膏 レベル4(ベリーストロング)
デルモベート軟膏である程度収まったら、マイザー軟膏に変わりました。
症状に合わせて薬も一段階弱くなりました。
皮膚が固くゴワゴワしていたので約8ヶ月塗り続けました。
皮膚が硬いときは、まだ中に炎症が残っているので柔らかく
なるまで塗りました。
治療を始めて一年でだいぶ変わりました(๑•̀ㅂ•́)و✧
小さい頃からアトピーであまりきにしていませんでしたが
自分の肌ってだいぶ硬かったんだなと思いました(・・;
マイザー軟膏は、今現在は、ほとんど使いません、たまに吹き出物
が多くなった時に使うぐらいです。
リンデロン レベル3(ストロング)
このリンデロンは、一番使われている軟膏だと思います。
リンデロンは、背中と、すこしかゆみがあるときに使います。
それと保湿剤は、ヒルドイドローションを使っています。
プロトピック軟膏の話
プロトピック軟膏の効果は、リンデロンと同じ位です。
使う部位は、顔と首と耳です。
顔にリンデロンを3週間ぐらい使ってある程度炎症がなくなって
プロトピック軟膏を使いました。
初めて顔にプロトピックを使ったときは、顔が熱くて不安になりましたが^^;
3日ぐらいで治まりました。
注意点として、ステロイド軟膏である程度、炎症を抑えてから使うことです。
炎症のあるところにプロトピックを塗るのは、傷口に塩を塗るのと同じだからです。
ちゃんと説明しない医者もいるみたいな ので気をつけてください。
もう少しプロトピック軟膏の話を掘り下げます。
インターネットなどで調べるとプロトピック軟膏は、あまり評判は良くありません。
免疫抑制剤なので、皮膚ガンのリスクが高まるそうです。
文字どおり免疫を抑えるので、免疫が弱まるデメリットもあります。
僕の意見としては、顔がジュクジュクして、外にでることすらできない
あの状態よりかは、塗る選択をして良かったです。
今現在、顔の皮膚もだいぶ柔らかくなりました。
そして、ずっと塗り続けるわけではなく、もっといい状態になれば
保湿剤に変えていく予定です。
プロトピックが使われて17年、大きな副作用をまだ聞いたことがないので
今のところ大丈夫だと思います。
それと、プロトピックは、正常な皮膚からは、吸収されません。
分子の構造上そうなってるみたいです。
先生にも確認しました。
あと注意している点は、外出するときは、綺麗に顔を洗っています。
プロトピック軟膏を塗って、紫外線を浴びるのは、よくないので気をつけています。
使う量は、一日5グラム前後を目安に使っています。
まとめ
僕は、10~20代前半は、民間療法中心で頑張ってきました。
「この水を飲めば治る」
「吹き出して、毒素が抜けきったら治る」
そんなんばっかりでした、当時は、信じていろいろやりましたが
治りません。
本当にしんどくて。
同じような人がいたら、西洋医学も視野に入れてほしいです。
今は、インターネットがあるので色々調べる事ができます。
ステロイド軟膏=副作用のイメージが先行していましたが
使ってみるとそんなことは、ありませんでした。
- 症状に合わせて薬の強さを変える
- 一定期間塗り続ける
など、大事なポイントがありました。
皮膚のバリア機能のことは、また書きたいとおもいます。
以上が、僕の知っている塗り薬の知識です。
読んでいただきありがとうございました∠(`・ω・´)
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アトピーの原因は・・・。フィラグリン遺伝子の異常なのか?
僕は、3歳ごろから発病して物心がつくころには、アトピーだった。
今はだいぶ落ち着いているが、10代後半から20代中盤あたりは、
苦しかった。
特に高校2年生の頃が、肉体的にも精神的にもきつかった。
思春期の時は、容姿がとくに気になりますからね。
でも今は、病気に負けずに、幸せになろうと
考えています。
アトピーの原因は?
はっきりいうと、完全な答えはでていません。
ですが、いろんな説がありますので、
有力そうなものを書いていきます。
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フィラグリン遺伝子の異常
簡単に説明すると、フィラグリンとは、皮膚を正常に保つために
必要なたんぱく質です。(主に保湿)
ですが、アトピーの人の約20%~30%の人がこのフィラグリン
遺伝子の異常が発見されています。(日本人)
画像の引用元
北海道大学 大学院医学研究科・医学部 皮膚科:研究紹介:第1研究室
アトピーの人は、このフィラグリンが少ないために、皮膚のバリア機能が
働かず、アレルゲン(ダニや、ハウスダスト カビなど)に反応しやすくなって
かゆみがでるようです。
今現在、京都大学でこのフィラグリンを増やす化合物が発見されていて
これから新薬を開発していくようです。
まとめ
少しずつアトピーの原因が解明されてきています。
この「フィラグリン」という名前を、はじめに聞いたのがNHKでした。
イギリスで発見されて、当時は、遺伝子が原因なのか 治療方法が変わってくると
いいなと思いました。
フィラグリンを増やす化合物を発見した、京都大学に期待しています。
昔は、西洋医学は、あまり信じていませんでしたが、今現在、地元の
大学病院に通い、症状が落ち着いているので、少しずつ西洋医学の勉強をしています。
僕が学んだ、いい情報はなるべく書いていこうと思います。
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